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MOVIE BOYS

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映画が好きです。だから一生懸命観ます。面白いところをみつけて楽しみたいけど、時としてそれが出来ないこともあります。でもそれも映画です。

ガガーリン 世界を変えた108分/1961年宇宙の旅 

ガガーリン 世界を変えた108分1961年に世界初の有人宇宙飛行を成し遂げたユーリー・ガガーリンの生誕80周年を記念して作られた伝記映画。ガガーリンの子供の頃、そして愛する妻と出会い子どもが生まれ、3000人からたった一人に選ばれて見事に任務を成功させるまでを描いている。主演は『メトロ42』などのヤロスラフ・ザルニン。共演に『エレナの惑い』のナジェジダ・マルキナが務めている。

もはや世界史にその名前を刻んでいる偉人であるユーリー・ガガーリン。1961年にボストーク1号で世界初の有人宇宙飛行を達成したということは日本人である我々でも当然の常識として知っているはず。ちなみにスプートニク2号に乗った宇宙犬ライカは俺が生まれるよりかなり昔のことだが、それでもガガーリンとセットで必ず話に出てきたものだ。なにせ今と違って、俺達の子供の頃に将来なりたい職業といえば必ず「総理大臣」「プロ野球選手」「宇宙飛行士」の3つを挙げるガキが多かった(笑)更に映画的な余談だが、このソ連の計画の裏側でアメリカが進めていたのがマーキュリー計画で、それを映画化したのが傑作『ライトスタッフ』だったりする。
ガガーリン 世界を変えた108分01
ま、当然ガガーリンに先を越されたアメリカはガッカリどころの騒ぎではないのだが、それで本気になった彼の国が、次はアポロ計画で人類初の月面着陸を成し遂げるのだから歴史ってのは本当に面白い。さてアメリカのガッカリ度合いが大きかったということは、最大のライバル国ソ連の大喜び度はそれに反比例して大きいということで、作品の最後の方に登場する実際の映像を観るとそれが良く解る。ぶっちゃけ第三者である日本人的には、素直に感動するんだけどね、なんたって人類の偉業だから。ただ全編通していうと、流石生誕80周年記念映画でロシア映画だけあってもうひたすら「ガガーリンハラショー!」な作品だってことかな。やり過ぎな感じもしてちと引くぐらいに。
ガガーリン 世界を変えた108分02
そりゃ3000人から20人に絞られ、ほとんど拷問じゃん!というような過酷な訓練を乗り越えた上に、最後にゲルマンと2人の内どちらが選ばれるかって時には元帥をして「ガガーリンは書記長に気に入られている」と言わせちゃうワケで。肉体的にはすこぶる優秀、頭脳的には常に冷静、性格的にも仲間との調和を大切にし、任務には忠実な軍人…あまりに欠点がなさすぎて面白みに欠けるっちゃ欠けるんだ。このあたりがハリウッド伝記映画だと、一つぐらい欠点を出しておいて、それを帳消しにするほど素晴らしい才能がーなんて作りになるから、却って人間的に親しみがわくんだけどね。言うなればガガーリン博物館の展示映画としてならこれでもありって感じがする。
ガガーリン 世界を変えた108分03
何だか今ひとつな書き方にはなっているが、それは映画の作り方の問題であって、最初に書いた通り、ガガーリンが108分間の宇宙の旅に出て行き、宇宙空間から無事戻ってくるという出来事自体には無条件で感動できる。何しろ今から考えるとかなり旧式かつポンコツなシステムであって、すべての段階が見事に噛み合わなければこの成功はなかったんだろうなと思うと、運も味方につけていたんだろうなと素朴に思わざるを得ない。名言「地球は青かった」は聞けなかったけど、小さな窓から地上を観た時の彼の素直な感動と興奮はよく伝わってきたよ。あの狭い機体の中に彼とともに俺達の心も一緒に乗っかったかのような気分になれるのは間違いない。
ガガーリン 世界を変えた108分04
実は個人的に一番心にグッと来たのはエンドロールだった。ガガーリンはこの後二度と宇宙に行くことはなかったんだけれど、彼は人類初の有人宇宙飛行をしたことは、結果として全人類の未来に対して責任を負う事になったと言っている。実際その通りで、彼の偉大な一歩があったからこそ今の宇宙開発がある。彼は若くして事故で死ぬのだけれど、その死には謎が多いと聞くし、未だに真相は解っていない上に、彼の遺体の写真は公開されてないという。どうだろう『パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間』じゃないけれど、ガガーリンの死の真相を映画化したら面白いと思うんだけど。不謹慎だっていわれちゃうのかな?(苦笑)
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ストーリー:ユーリー・ガガーリン(ヤロスラフ・ザルニン)は、3,000人を超える空軍パイロットの中から選ばれた20人の宇宙飛行士候補の一人だった。彼は仲間たちと競い合いながら想像を絶する訓練を経て、ついに宇宙へと旅立つ栄誉を手にする。そして迎えた1961年4月12日、ガガーリンはソ連製宇宙船ボストーク1号に乗り込み、人類初の有人宇宙飛行に挑む。(シネマトゥデイ)



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ガガーリン 世界を変えた108分 / Gagarin. Pervyy v kosmose

世界で初めて有人宇宙飛行を成功させたユーリイ・ガガーリンの生誕80周年記念の映画。ちなみにガガーリンは、大佐に昇進した後、地球帰還7年後の航空機飛行中の事故で死亡しています。 ロシア映画は初めて。もちろん言葉も判りません。フランス映画とか、ドイツ映画なら...

勝手に映画評

2015/01/03 18:38

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