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MOVIE BOYS

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映画が好きです。だから一生懸命観ます。面白いところをみつけて楽しみたいけど、時としてそれが出来ないこともあります。でもそれも映画です。

ホビット 決戦のゆくえ/そしてLOTRへと冒険譚は続く 

ホビット 決戦のゆくえJ・R・R・トールキン原作の『ホビットの冒険』を映画化した三部作の最終章。古の竜スマウグが目覚め湖の町を襲う寸前で終わった前作の続きで、今回はドワーフの国を取り戻したトーリンたちを中心に話は進む。監督はもちろんLOTRからこの物語を作り続けているピーター・ジャクソン。イアン・マッケランやマーティン・フリーマン、オーランド・ブルーム、ケイト・ブランシェットらお馴染みの面々がスクリーンで躍動する。

もはや俺が語るまでもなく素晴らしい作品だよね。そもそも『指輪物語』やこの作品の原作『ホビットの冒険』は、全てのファンタジー小説の教本になるほど世界的人気を誇る傑作で、後はその世界観をいかに損ねないように映像化するのかが勝負なワケで。今回も映像、音楽、キャラクターとどこをとっても映画と言うよりはもう演劇に近いようなクオリティの高さだったよ。ピーター・ジャクソン監督はLOTRで成功した分相当なプレッシャーがあったと思うけど、自分のミッションを完璧にこなしたんじゃないかと思う。さて、今回は古の竜スマウグが復活して湖の町を襲うところから始まる。しょっぱなから竜と対決というダイナミックなシーンから始まるので、いきなり物語につかまれてしまうだろう。
ホビット 決戦のゆくえ01
ただバルドが黒い矢でスマウグの唯一の弱点である鱗のない部分を狙い撃ちするシーンは、個人的には前作につけて欲しかったな。何故なら今回のお話はトーリンがドワーフの国を取り戻したあとの話がメインだから。せっかく迫力あるシーンなのに、最後まで観ているとどうしても印象が薄れてしまってもったいないよ。一方、前作でオークに囚われの身になっているガンダルフを、裂け谷の領主エルロンドとガラドリエル、そして白のサルマンが助けにくる。対決する相手は一つの指輪の主・冥王サウロンと指輪の幽鬼・9人のナズグルだ。特にガラドリエルが三つの指輪の一つ、水の指輪ネンヤでサウロンを追い払う時の悪鬼の形相と指輪のパワーに震撼した。
ホビット 決戦のゆくえ02
美しく聡明なハイエルフがあれほどまでの形相になるほど指輪の力は強力で、彼女が力を使い果たしてなお、指輪をもたないサウロンを追い払うのがやっとなんだから、ヤツの力がどれほど強大なのかが良く解る。ここは前半のハイライトに挙げたいほど印象深く、この後のLOTRに繋がる重要なシーンだった。メインの物語に戻ると、バルドのお陰でスマウグが死に、国を取り戻したトーリンだったが、財宝の魔力に取り憑かれ人が変わってしまう。狂ったようにドワーフの王の象徴であるアーケン石を仲間に探させるトーリン。しかしそれは既にビルボによって隠されていた…。結局それが元でスランドゥイル率いる森のエルフ軍とバルド率いる人間たちの軍と対峙することになる。
ホビット 決戦のゆくえ03
そこに襲いかかるのがトーリンの従兄弟ダインの軍勢。ところが…更にそこにオークとアクマイヌの軍勢が登場したことで、一転して人間・ドワーフ・エルフvsオーク・アクマイヌの対決になる。これが原題「THE HOBBIT:THE BATTLE OF THE FIVE ARMIES」の“THE FIVE ARMIES”の意味なんだ。決戦の火蓋が切って落とされると、森のエルフとドワーフ軍団が協力して戦うシーンが見られる。ドワーフとエルフの仲の悪さを心得ている人間にとってこれは結構胸が熱くてワクワクしてくるんじゃないかな。ドワーフが盾で壁を作り、その上を軽やかにエルフが飛び越え斬り込み、トドメとばかりにドワーフの槍軍団が進軍する。しかし!トーリンはこの期に及んでまだ財宝の魔力に飲み込まれている。
ホビット 決戦のゆくえ05
仲間のドワーフが戦っても助けようともしないドワーフの王、そんなトーリンを信じながらももどかしい仲間のドワーフとビルボ。やきもきする中でドワーフ軍団は崩壊寸前まで追い込まれる。バルド率いる人間たちもトロールとオークの別働隊に襲われてもう限界壊滅寸前…その時!ドワーフの勇壮な角笛の音とともに、財宝の魔力から目覚めたトーリンと仲間のドワーフが飛び出してくる。間違いなく今作一番の見せ場といってもいい。物凄い突進力と一騎当千の戦士たちが大暴れするシーンは手に汗握りながら心臓がドキドキだ。遅れて到着したレゴラスやタウリエルも参加しいよいよ物語は佳境に…。愛する人を、親愛なる友を失う哀しみはファンタジーも現実もない。
ホビット 決戦のゆくえ04
かくしてドワーフ王トーリン・オーケンシールドはオーク軍団の長・アゾクと戦い刺し違えることに…。戦いは勝利したものの失ったものは大きく、そして生き残った者達にこれから更に過酷な運命が待ち構えているのを俺達は既に知っている。そう『ロード・オブ・ザ・リング』の物語だ。レゴラスはアラソルンの息子で通称“ストライダー”を探しに旅立ち、真の友を失ったビルボが旅の仲間のドワーフたちに見送られて国を発つ。そして111歳になったビルボのところにガンダルフが訪ねてくるところでこの長い物語は一旦終わりを告げる。いやはや、とてつもない時間軸と世界観の中に生きているホビットたちの世界を救う冒険譚はいつ観ても何回観ても飽きないね。
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ホビット 思いがけない冒険
ホビット 竜に奪われた王国

ストーリー:ドワーフの王国を取り戻すべく旅をしていたホビット族のビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)やドワーフのトーリン(リチャード・アーミティッジ)らは、竜のスマウグからついに王国を奪い返す。しかし、スマウグは人々を襲い、その一方でトーリンが財宝を独り占めしようとし、ビルボがそれを止めようと危険な選択をしてしまう。そんな中、宿敵サウロンが奇襲を仕掛け、ドワーフとエルフと人間の間では対立が深まり…。(シネマトゥデイ)


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テーマ: 映画レビュー

ジャンル: 映画

コメント

こんばんわ

多分最終章のOPアクションがなかったので、仕方なくスマウグとの対決を先延ばしした。そんな感じは私も受けましたね。
ほんま、あの対決は前作で描いて欲しかったです。

ただこのシリーズの素晴らしいところは、これだけの大冒険をした後の余韻。今回もそこが最も素晴らしいと思いましたよ。

URL | にゃむばなな #-

2014/12/13 23:54 * edit *

こんばんは。
冒険が終わった後にホビット庄の優しい音楽が流れるじゃないですか、俺はあれが大好きでして…。張り詰めていた空気がフッっと解けて充足感に満たされる感じがして。よかったです^^

URL | Caine #5spKqTaY

2014/12/14 00:18 * edit *

ストライダー

この時代にストライダーがいるのなら
LOTRの時にはビルボ以上のじいさんになっているのではないのか?おかしいだろと思いました(笑)

URL | まっつぁんこ #L1vigvx6

2014/12/14 07:02 * edit *

▶藤木さん

うーん…がっきーのおっ○い…Bカップだよ…^^;

URL | Caine #5spKqTaY

2014/12/14 16:25 * edit *

あれ?

ストライダーことアラゴルン、この頃なら20歳あたりだと思いますが。
確か指輪の時は80歳くらいとされていた覚えが。
人間だけど恩寵だかなんだかで長寿の一族だったような……。
あー……もう原作殆ど忘れてるわ。

URL | 温泉ぴよこ #-

2014/12/15 22:01 * edit *

あら、それならあってるのかな?
ああ、アラゴルンは210歳で死んでるんですね…
なるほど、長寿になってるからあってるんだ!
面白い情報ありがとうございます!

URL | Caine #5spKqTaY

2014/12/15 23:13 * edit *

アラゴルン210歳!
・・・フツーの人間ちゃうやんっていう設定をすっかり忘れてました。
時間がめちゃくちゃ流れてるのに辻褄合わへんと思ってたら
あ~そういうことだったのかと。今更みなさんのコメントで
復習中。(;´∀`)

竜の病にとりつかれたトーリンがやっと呪縛から正気にもどって
ウォ~って戦場へ出ていくシーンはLOTRの最終章のアラゴルンとかぶりました。
やはり王はこうでなくっちゃ。(^-^)/

URL | Ageha #BNF5UjbU

2014/12/19 00:04 * edit *

そそ、アラゴルンはヌメノールという種族という設定なんでこの年令設定は普通にありなんだねぇ。
アラゴルンもだけど、トーリンの場合は更に、少数だったから余計に日本人的には燃える要素が多かったんじゃないかな?絶望的な戦いでも仲間を信じて!ってやっぱ熱くなるし^^b

URL | Caine #5spKqTaY

2014/12/19 00:44 * edit *

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日々“是”精進! ver.F

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いやいやえん

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