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MOVIE BOYS

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映画が好きです。だから一生懸命観ます。面白いところをみつけて楽しみたいけど、時としてそれが出来ないこともあります。でもそれも映画です。

ゆめはるか/恐ろしく茶番劇 

ゆめはるか第13回国民的美少女コンテストのグランプリ、吉本実憂の映画初主演作品。監督は『ゆめのかよいじ』の後藤利弘が務める。脳腫瘍に冒された15才の遥は家族や病院のスタッフに支えられながら病気と闘うことに…。母親を『いつかの、玄関たちと、』の山村美智、父親を人気声優の山寺宏一が演じている。◆12月13日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかで公開

出来る限り良い所を観ていたい。映画を観るときは常にそう思うのだけれど、時としてそれが全くない作品に出くわす。この作品は現在のところ紛れも無く今年のワーストワンぶっちぎりの作品だった。国民的美少女の吉本実憂が映画初主演だそうで、舞台挨拶ではその彼女が「この作品を観て何かを感じて欲しい」と言っていたのだが、申し訳ないけれどチープで薄っぺらなこの作品から何を感じ取ればいいのか俺には解らない。あまりに薄っぺらいセリフのオンパレードに、意味不明な登場人物、そして重要な場面になればなるほど間のとり方が下手くそな編集…。
ゆめはるか01
「小児がんに焦点をあて、セラピードッグをとりあげるなど、病に向き合う人々の現実や、生きたいと願う人々の明日への希望を描いています。」とは公式サイトの文章だが、それにしちゃお粗末じゃないか?セラピードッグを取り上げるってワンシーンだけ登場させることが取り上げるってことなのか?そこにある意味、セラピードッグがもたらす効果やそこで犬と触れ合う人間とかを深く掘り下げもせず、たった数分、それも本線と関係もなく出して取り上げた気になるのはむしろ失礼だろう。フィクションの物語でも、そこに真実が描かれていなければ何の説得力も持たない。
ゆめはるか02
事ほど左様にこの作品、とにかく観ていて「は?なんで?」というシーンが多い。監督は人が死ぬシーンを敢えて映さなかったのかもしれないが、病院で親しくなった白血病の少女は、カットが変わったら死んでいたりする。そりゃ意味としては通じるけれど、観ている人の心はデジタルのようにある瞬間から切り替えはできないんだよ。流れる時間軸の現在を飛ばして過去にしてしまうような演出は、こういう作品の場合は馴染まない。挿入歌を歌っているカミカゼだかいうグループが突然登場して病院内で歌ってたりするのも、観ている方からしたら「なんだこりゃ?」って感じ。大人の事情ですか?
ゆめはるか03
他にも脳腫瘍の手術をしたのに何で遥は黒髪ロングヘアーのままなの?初主演なんでしょ?丸坊主にするぐらいの気概を見せて取り組んだらどうなんだよと言いたくなる。もう一人親友になった少女・未来は「パパとママに残すため」と言って死ぬ直前まで絵を書いているけれど、肝心のパパとママは一度も登場せず、親子の間の関係性には一切触れられないまま。未来の口から少しだけ説明はさせているが、このやり方はドラマ的に一番下手くそな手法なのは言うまでもない。本当に、ここまで物語に入り込めない作品てのも久しぶり、いや数年ぶりかもしれないよ。
ゆめはるか04
先日俺は『うまれる ずっと、いっしょ。』というドキュメンタリーを観た。生きるということ、生かされるということ、家族の絆、映像を通して語られるその真実の圧力はただただ凄まじく、心打たれるばかりだった。そういう作品の後に観てしまったからだろうね、この作品は恐ろしく茶番劇としか言いようがない。

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ストーリー:15歳の遥(吉本実憂)は、ジュニアオリンピックを狙えるほど実力のある短距離走記録保持者で、毎日陸上の練習に明け暮れていた。そんなある日、彼女はトレーニング中にひどいめまいを感じ、校庭にうずくまったまま動けなくなってしまう。病院で精密検査した結果、脳腫瘍があることがわかり、母(山村美智)に付き添われて緊急入院する。(シネマトゥデイ)



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