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MOVIE BOYS

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映画が好きです。だから一生懸命観ます。面白いところをみつけて楽しみたいけど、時としてそれが出来ないこともあります。でもそれも映画です。

うまれる ずっと、いっしょ。/出演した3家族にありがとう 

うまれる ずっと、いっしょ。4年前に家族のありかたや、新しい命に関して考える作品『うまれる』を作った豪田トモ監督が、更に一歩進めて家族の絆について考察したドキュメンタリー。血縁のない息子との関係に悩む夫婦、愛する妻と死別した夫、重度の障害をもって子どもを育てる夫婦、3組の家族のそれぞれが家族の絆について考える姿をカメラは真摯にとらえ続けた。ナレーターに樹木希林が出演している。

俺は2010年の11月23日に『うまれる』のレビューを上げていたんだけど、偶然にもまる4年前になるんだね。前作では子どもが生まれてくるという部分にスポットを当てたドキュメンタリーだったけど、今回は家族そのものにスポットを当てていた。まずとても嬉しかったのが18トリソミーという染色体障害を抱えた松本虎大くんが今回も元気に映画に登場してくれたことだな。1年生きられる確率がわずか10%という難病にも関わらず、5歳になった今もご両親とともに今回も元気な姿を見せてくれたのにホッとした。松本家の奮闘ぶりは前作でも十分観られたのだけれど、やっぱり尊敬に値する。
うまれる ずっと、いっしょ。01
嬉しい時の笑顔はもうそりゃあ天使のようで、肯定の意味を口に指を持って行くことで表す虎大くん。前の作品の時より明らかに成長してる。頑張って来たんだなぁ…。いつ死んでもおかしくない病気で、それを受け入れて日々家族で“生きる”ことに全力を尽くす。なのになんであんなに笑顔でいられるんだろう。とても俺には真似できない。つい先日も障害のある子を虐待し、何も食べさせずに殺してしまうなんて哀しいニュースがあった。どうしたら良いのか解らないのなら、この映画を観て欲しかったよ。そして必死に生きる姿から何かを感じ取って欲しかった。
うまれる ずっと、いっしょ。02
松本家と反対に安田家の5歳になる息子・昊矢(そうや)くんは元気一杯。でも実はお父さんの慶祐さんは実の父親じゃないんだね。いわゆる継父ってやつ。昊矢くんはお父さんがが大好きで「お父さん、お父さん」といつも甘えている。でも、実の父親でないことをいつかは話さなくてはならない。大人になって気づくよりも、子どものうちから少しずつ話して聞かせる方がいいからだ。更に慶祐さんは自分の血が繋がった子どもを作ることにする。親は子どもに育てられるというけれど、血の繋がりのなさが慶祐さんから父親としての確固たる自信を奪っていたのだろうね。
うまれる ずっと、いっしょ。03
その決断に最初は何で?と思た。もちろん俺は彼の置かれた状況を理解できるなんておこがましいことは言えないけど、でもやっぱり子どもを作るということは、血の繋がりを求めることに同義じゃない?と思えてしまうから。ただ、最終的に生まれてきた子どもを抱きながら、彼は血の繋がりがあろうとなかろうと、自分の子どもは自分のこどもで、全く変わらない愛を感じることに気づくんだよね。良かったとホッとすると同時に、子どもと違っていろんなものを纏ってしまった大人は、もっと言えば男はそう簡単に割り切れるものではないんだろうなと感じたよ。そこが母親と父親の一番大きな違いなんだろうしね。
うまれる ずっと、いっしょ。04
今家は42年連れ添った奥さんを亡くした賢蔵さんにスポットを当てている。なくなる直前の奥さんが映像に収められ、幸せだったと家族に囲まれる姿はあまりに切ない…。長女は妊娠中で、奥さんが亡くなった3週間後に生まれる。お祖母ちゃんが亡くなり、新しい命が生まれ、そうして人は命のリレーを繋いでいくんだなぁとしみじみ思った。ただ賢蔵さんは奥さんを失った喪失感から中々立ち直れない。でもね、それはつまり賢蔵さんの心のなかでずっと一緒にいるってことにほかならないわけで。人生の先輩である賢蔵さんの悩む姿は、遠からず訪れる自分に置き換えて深く考えさせられたよ。
うまれる ずっと、いっしょ。05
簡単じゃないし、答えなんかないのかもしれない。でも俺達はみんな強くないからこそ、同じように強くない他の家族が必死に努力する姿から何かを得られる。当然それは自分にとっての正解では無いかもしれないけれど、同じ悩みを抱えている同士がいるだけでも心強いじゃないか。この3人の家族、そしてこの作品を作った監督に心から御礼を言いたいよ。そうそう、劇場に家族で観に来ていた方々が結構いたんだ。素晴らしいことだと思う。小さい子にはちょっと難しいかもしれないけど、お父さんお母さんは観た後にご飯でも食べながらゆっくり話して欲しいな。

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ストーリー:安田夫妻には5歳の昊矢君がいたが、妻と前夫との間の子供である息子と血のつながりがない父慶祐さんは親子関係に苦悩していた。一方、今賢蔵さんは42年一緒に人生を歩んできた妻の順子さんを大腸がんで亡くし、途方に暮れている。そして生まれつき18トリソミーという染色体の障害のある松本家の虎大君は、1歳まで生きられる可能性は約10パーセントといわれながらも2歳になっており…。(シネマトゥデイ)



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