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MOVIE BOYS

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映画が好きです。だから一生懸命観ます。面白いところをみつけて楽しみたいけど、時としてそれが出来ないこともあります。でもそれも映画です。

あなたへ/追悼・高倉健 

あなたへ2014年11月10日、日本の誇る名優・高倉健さんが亡くなった。遺作となってしまったこの作品は2012年8月25日公開。健さんが「もう一本やっておきたくて。監督も僕も、人生の大事なことに気がついたというか」と言って降旗康男監督とタッグを組んだ最後の作品は、ビートたけし、田中裕子、佐藤浩市、草なぎ剛、綾瀬はるか、三浦貴大、大滝秀治、長塚京三、原田美枝子、浅野忠信、余貴美子らそうそうたる俳優が出演している。

(※2012年9月13日「調布シネマガジン」より転載)
言わずと知れた名優・高倉健の6年ぶりの新作。そして『鉄道員(ぽっぽや)』や『ホタル』の降旗康男監督作品でもあるこの作品、ただひたすら名優の芝居に惹きつけられた時間だったよ。どいうでもいいんだけど、高倉健が劇中で一人称を「自分は~」って言うと、どうしても「不器用ですから…」って言いたくなってしまうのは俺だけだろうか?(笑)本題に戻ろう…。主人公・倉島英二は刑務官をやってたんだけど、最近妻・洋子を亡くしたのね。で、彼女の遺言でその遺骨を生まれ故郷・長崎の海に散骨しに行くというロードムービーなワケです。
あなたへ01
途中出会う人々との交流は、健さんがきっちりと軸になりつつ、無理のない自然な人間味溢れる演出に仕上がっていたと思う。相手の俳優も素晴らしい人達ばかりってのもあるけど。富山から長崎にむかう道中、洋子との思い出の場所に立ち寄りつつ、当時の様子を回想するんだけど、この手法はジェラルド・バトラーが主演した『P.S. アイラヴユー』を思い出させられたよ。あの作品でもそうだったけど、大切な人との思い出を噛み締めながら、それでも自分の中でその大切な人の死を受け止めるって実は大変な作業な気がするな。実際、英二は散骨することで洋子を本当に失ってしまうと感じていたように思うんだよね。
あなたへ02
劇中で長塚京三演じる塚本和夫は「墓がないなんて寂しいじゃないか!」ってセリフがあるけれど、それが大方の人の気持じゃないかな。俺は大切な人の死を受け入れるってことは、その人を決して忘れないって覚悟を決めることと同義な気もするんだよ。でもそのためにはきっと個人個人何かが必要で、その代表的なものがお墓なんじゃないかな。終盤の英二の散骨シーンは、その映像の美しさに素直に感動。海の中に降る雪のような遺骨と、水平線に沈む真っ赤な太陽、何だか本当に人間が自然の一部に同化するってこういうことなのかもしれないなんて思ってしまった。

【追記】偉大なる、本当に偉大なる俳優を失ってしまったと思う。もはや日本では殆どいない銀幕のスター。映画が映画として輝いていた時代から、現代までこれほどまでに輝いていたカリスマは、単に一人の俳優を超えていたとすら思う。心よりご冥福をお祈りします。

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ストーリー:北陸の刑務所で指導技官として勤務する倉島英二(高倉健)のところに、亡くなった妻・洋子(田中裕子)が生前にしたためた1通の手紙が届く。そこには故郷の海に散骨してほしいと書かれており、英二は洋子が生前には語らなかった真意を知るため、車で彼女の故郷・九州へと向かう。その道中で出会ったさまざまな人々と交流するうちに、妻との思い出が頭をよぎり…。(シネマトゥデイ)



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