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MOVIE BOYS

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映画が好きです。だから一生懸命観ます。面白いところをみつけて楽しみたいけど、時としてそれが出来ないこともあります。でもそれも映画です。

お熱いのがお好き/マリリンの魅力と痛快なコメディ 

お熱いのがお好き1959年、マリリン・モンロー33歳の時の作品。『昼下がりの情事』のビリー・ワイルダーが監督を務めたモノクロ・コメディ映画だ。マフィアのボスに命を狙われたバンドマン2人組が女装して女性バンドに潜り込みフロリダへと逃げ出すのだがしかし――。出演は『挑戦者』のトニー・カオティスと『媚薬』のジャック・レモン。共演にジョージ・ラフト、ジョー・E・ブラウン。


『マリリン 7日間の恋』でようやく興味を惹かれたマリリン・モンロー。本来ならあの作品のベースになった『王子と踊子』から行くべきなのかもしれないが、記念すべきマリリン・モンロー初鑑賞作品はこれからいってみる。彼女に全く興味が無かった俺ですらタイトルや場面場面は見たことがあるほどに有名な作品からの方が敷居が低いというものだから。ところが何とこの作品、物語の主人公はジェリー(ジャック・レモン)とジョー(トニー・カーティス)というバンドマン2人だった。彼らは偶然にもシカゴマフィアのスパッツ(ジョージ・ラフト)の殺人シーンを目撃してしまう。

命を狙われる羽目になった彼らはフロリダに演奏に行くという女性だけのバンドに、女装して潜り込むことに。ここまで約25分間、待てど暮らせどお目当てのマリリンは全く出てこない。いい加減しびれを切らしたところでいきなりアップで登場する一人の女性…そう、れがマリリンだ。彼女の輝かんばかりのオーラは若干イライラしていた気持ちなどすぐに忘れさせてくれるほど圧倒的だった。ホームを歩く彼女の後姿に「あぁ、これがかのモンローウォークか…」と思わず見入ってしまう。一体どういうことかといえば、実はマリリン扮するシュガーはジェリーとジョーが潜り込んだバンドのメンバーだったのだ。

フロリダに着くまでの車中はマリリンの魅力全開だ。それにしても何て可愛らしくてセクシーなんだろう!彼女の一挙手一投足に目が行き、これまた愛らしいあの声に聞き入ってしまう。それが存分に発揮されるのが有名な「I Wanna Be Loved by You」を唄うシーンだ。胸元が強調されたセクシーな衣装に身を包み、マリリンのイメージそのままに唄うこのシーンは10回はリピートしてしまったよ…。すっかり浸っていたのだがこの後はもうあり得ないコメディに大いに笑わせてもらった。大金持ちのオスグッド3世が(ジョー・E・ブラウン)女装したジェリーに恋してしまうんだ。

ジャック・レモンの女装などあからさまに変態度が高いのに、そんなオスグッド3世をジョー・E・ブラウンが小粋で可愛らしく演じているのがじつにいい。この後ジョーたちはスパッツとバッタリ出会いドタバタ劇が展開されるのも十分に楽しいのだけれど、個人的に最高だと思ったのはオスグッド3世のセリフだ。いつまで女装したジェリーを諦めずつけ回すオスグッド3世に彼はカツラを取って男であることをバラす。しかしそれに対してオスグッド3世は言うのだ「Nobady is perfect」(完全な人間なんていないよ)と。(笑)この作品はマリリンの美しさはモチロン注目だが、とても軽快なリズムで展開される会話劇としても非常に面白い。

それこそマリリン・モンローの代名詞ともなっている有名な歌。DVDで10回はリピートしてしまった…。さて、ここから先、ジョーはジョセフィーヌと2役をこなしながらシュガーとの恋を成就させようとあれこれ策を巡らし、一方のジェリーは何故か大金持ちのオスグッド3世にダフネとして気に入られてしまうことになるのだが、物語的にも見せ方的にも実に楽しいシーンがこの後待っていた。マリリン・モンローの魅力にどっぷりと浸らせてもらいつつ、コメディとしても実に痛快。この作品が多くの人に愛され、マリリンの作品として有名なのも解るというものだ。

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ストーリー:禁酒時代のシカゴのもぐり酒場。サキソフォンを吹いていたジョー(トニー・カーティス)と、バス・ヴァイオルを弾いていたジェリー(ジャック・レモン)は、酒場に警察の手入れが入って失職した。困った2人は新しい仕事場へ都落ちするため、ガレージに自動車を借りに出かける。ところがそのガレージで、彼らはギャングの殺人を目撃する。折からの聖ヴァレンタインの日を期して、2人がもと働いていた酒場の持ち主スパッツ・コロンボ(ジョージ・ラフト)が、もぐり営業を密告した男に機関銃弾をぶちこんだのである。逃げ出した2人は、コロンボ一味に狙われる身の上となった。生命の危険を感じた2人は、ジョーがジョセフィン、ジェリーがダフニと名を変えて、女装して女性オーケストラ一行にまぎれこみ、マイアミ演奏旅行に出発する。オーケストラの一員に、ウクレレ奏者の金髪娘シュガー(マリリン・モンロー)がいた。ジョーは一目でシュガーに惹かれたが、彼女は過去に6回もサキソフォン吹きとの恋愛に失敗し、今度は成金と結婚しようと狙っている娘だった。それに女を装う身の上では、求愛もできない。一方ジェリーのダフニは、マイアミで年輩の大金持の御曹子オスグッド3世(ジョー・E・ブラウン)に一目惚れされてしまう。そこで一計を案じ、ジョーは男の姿に戻って石油成金と偽り、シュガーをつれ出す。そしてジェリーの誘いで外出したオスグッド3世のヨットを使い、彼女と愛をささやくことに成功。2人の二重生活が進行中のそんなある日、ギャング達の集会がマイアミで開かれ、スパッツ・コロンボが一味をつれてオーケストラ一行と同じホテルにやってきた。びっくりした2人は、正体を見破られかけて逃げ出す仕度をする。ギャングの集会では、勢力拡張を計るコロンボが組織の怒りをかい、集会の席上で突然射殺される事件が起こる。そんな騒ぎのうちに、ジョーは実は自分は男だと打ち明けて、シュガーとともに安全なヨットに逃れる。ヨットに向かう途中、ジェリーもオスグッド3世に、自分が男である身の上を打ち明ける。しかしオスグッド3世は、平然として言った。「誰でも完全な人間なんてありはしない」と。
(MovieWalkerより)




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